自分の階段の上がり方。

コーチが研修講師をしています

1時間のインストラクションに。


今朝は準備について、具体的な話をする前の話を。 
講演と研修とトレーニングとによって、準備の仕方は
違いますが、それが単発なのかシリーズの一コマなのか
によっては、1時間のインストラクションに平均3.5h~
最大40時間の準備作業を行う場合があります。
僕の場合は、その場に慣れていてどれだけ「のり」で話せるかよりも『段取りが8割』だと考えていてプラス講師力が現場でプロフェッショナルを感じさせるものになる…これらの合わせ技と、事前のインタビュー力が講師としての仕事を作っていると感じています。
もちろん、コースの場合は合間と一旦終了後のフォロー構造も設計に盛り込んだ場合はこれに加えられる工数はあるわけですが基本はそういうものだと今の私は考えます。
如何に現場で進行中、不明瞭な点(←→分かり易さ)が出てくるリスクを抑えることができ、受講者の皆さんが新しい行動を手にする手助けをできるか…ここに焦点があたっています。
レクチャー内容の分析、依頼主から期待されている成果の根底にあるものの言語化、それをどんなふうにデリバリーするのかの進行・提供手法や手順、その成果までの理解と行動にふさわしいフロー(段階、流れ設計)、実施の実証(エバリュエーションプラン)、までを事前に開発と設計することが基本的なものです。
余談ですがそれらが全くない、
とある”商売人”の講座を数日受けた”講師”が『あなたも今日から講師です!』と言われ資格らしきものも紙に書いて貰ったし…と、教科書に載っているままに”しゃべる”講座を方々で見かけますが、これは依頼主が「帳面消し的に”実施してくれれば、いいよ”」という傾向のものであれば全く問題ないと思います。それらをここは否定するものではありませんので、2つの世界(講師)があるよとお知りおき頂けるといいと思います。私も成果依頼コミット型のオーダーと開催することが目的の仕事両方をうけていますから。ただ、後者の場合はアマチュア講師・セミプロ講師でさえなければどの講師でもいいのかも知れません。
なんにしてもプロジェクト型に関わる際には、事務局(人事や総務など担当者)とチームを組み、何度もヒアリングや状況調査、情報収集して頂くこともあり、初回インタビューの段階からしっかり時間を使う事も多いです。
皆さんはどんな段取りをしていますか。f:id:JapanCoachSakai:20160208103654j:image