自分の階段の上がり方。

コーチが研修講師をしています

「このままいくと、どうなりそうだと”だいたい皆知って居る”。」

今日の出張時に面白い光景を目にした。

 

エージェントさんとたまたま同じ列車の同じ車輌に乗り合わせ、隣り合わせの席に座っていると、この車輌に乗っているほぼ全員に近い人々が向いている方向とは逆の方向へ列車は進行した。

 

その様子を営業担当さんは

「だいたい進行方向が変わると皆が知って居るから、シートを逆に回転させるんですけどね、今日はみんなやらなかったんですね…」と説明してくださった。

 

僕は列車が来る前から着座までをなんとなく観察していたので、その様子から

こんな解釈をした。

 

…それは、春とはいえ風が少し冷たかったのもあったのか、みんな「席を確保できる」事に意識がいき、席を回転し、(逆進行で気持ち悪くなることなく)快適に移動する事までには考えが至らなかったのでは、と。

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人間、焦ったり慌てると色々忘れ物をしたり見逃したり…本来の目的を忘れて手段が

目的化したりすることがある。

 

翻って、「忙しい私」モードの”配役”に

成りきりすぎていると恐らくそんな事態も招きかねないのではないだろうか。

 

そしてそのうち、余裕の無さからしたばかり見て(目下、目の前の事ばかり)、

目的地が過ぎ去ってしまい降車するチャンスを逃す事や、目的地とはほど遠い、

実は違う行き先の列車に乗っていた事にあとから気付くことも…。

 

目の前の事に集中する事は大切である。

がしかし、このままいくとあなたは一体どこへ行き着きそうだろうか。

 

ぶっちゃけ「分かっている」のに

見ない振りを決め込んでいる人もあるかも

知れない。

 

これは行動していない人に向けて今日は書いているメッセージ。

 

もし行動と改善を行っているのならばどうぞ、寄り道を楽しみながらも”偶然”の展開をエンジョイすることを提案する。

 

これをたまたま読んでくださった、

あなたに伺いたい事が一つ。

 

 

あなたはいま(もしくはこれから)、

どこへ向かっている(もしくはいこうと思っている)人なんですか?

 

一度限りの明日は保証の無い素敵な人生を、お互いに楽しみましょうね。